秋山孤鹿
商品番号:5073

秋山孤鹿

木島 桜谷
370,000

作品概要

略歴
木島 桜谷 - このしま おうこく (1877~1938)
明治10年京都市中京区三条室町に生まれる。本名文治郎。字は文質。京都市立商業学校を中退し、19才の時に今尾景年の塾に入門、同時に山本谿愚について漢詩を学んだ。京都美術協会展、新古美術品展などで活躍し、明治40年第1回文展に「しぐれ」で2等賞をしたのをはじめ、第6回展まで連続入賞し、大正2年第7回展には景年にかわって審査員をつとめた。
大正元年京都市立美術工芸学校教諭、大正4年京都市立絵画専門学校教授となった。円山・四条風の様式のうえに自己の工夫を加えて、平明で親しみのある画風をつくり、菊池契月とならんで文展が生んだ最初の花形作家といわれたが、晩年は詩書に親しんで世間から遠ざかった。昭和3年11月3日京阪電車に触れて不慮の事故死をした。昭和3年11月没。享年61才。
本紙
絹本(尺八立)広幅 一間床に最適です。
サイズ
【本紙】幅 50.5 × 高さ 128.5cm
【総丈】幅 66 × 高さ 210.5cm
軸先
象牙
共箱・二重箱
備考
●秋掛けとしてお楽しみいただけます。
🦌秋山孤鹿 木島桜谷 作
近代京都画壇の名匠・木島桜谷による、秋景を題材とした掛軸作品です。
画面中央には、振り返る一瞬の姿態を捉えた鹿が描かれ、柔らかな筆致と写実的な観察眼により、穏やかな生命感と季節の気配が画面に漂います。
●桜谷先生は鹿を好んで描いたことで知られ、京都市動物園や奈良に通って写生を重ねていました。本作にもその積み重ねがよく表れています。
●紅葉の枝葉と遠景の山影は淡彩で配され、余白を活かした構成が鹿の存在感を引き立てています。
円山四条派の流れを汲みつつ、動物画に詩情と品格をもたらした桜谷芸術の美意識が、本作にも凝縮されています。
●自然へのまなざしと澄んだ情感が息づく、まさに逸品。ぜひその奥深さをご堪能ください。
状態
本紙に点シミ、表装の天にヤケと軽い折れ、左柱上部に軽い折れがありますが、いずれも鑑賞には気にならない程度です。

詳細写真

Detail

●画題:秋山孤鹿 絹本(尺八立)広幅 一間床に最適です。
●秋掛けとしてお楽しみいただけます。
●画面中央には、振り返る一瞬の姿態を捉えた鹿が描かれ、柔らかな筆致と写実的な観察眼により、穏やかな生命感と季節の気配が画面に漂います。
●表装の天にヤケと軽い折れがありますが、鑑賞には気にならない程度です。
●左柱上部に軽い折れがありますが、鑑賞には気にならない程度です。
●紅葉の枝葉と遠景の山影は淡彩で配され、余白を活かした構成が鹿の存在感を引き立てています。
●本紙に点シミがありますが、鑑賞には気にならない程度です。
●鹿は画面中央に配され、首をややひねって振り返る一瞬の動きを捉えています。
●この「振り返り」は、動物画において動的な緊張感と心理的な余韻を生む構図であり、桜谷はその瞬間を極めて自然に、かつ品格ある筆致で描いています。
●共箱・二重箱
●【箱の表面】秋山孤鹿
●【箱の裏面】落款サイン:桜谷作印
●共箱・二重箱

お問い合わせ・ご注文

Contact

【お電話からのお問い合わせ・ご注文

受付時間 10:00~22:00
※商品のお問い合わせの際は「商品番号・作者・作品名」をお知らせください。スマートフォン・タブレットでご覧の方は電話番号をタップするとそのまま発信いただけます。

【FAXからのお問い合わせ・ご注文

0853-31-8007

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。お持ちでない方は下記バナーリンクよりダウンロードください。

【メールフォームからのお問い合わせ

メールフォームからのお問い合わせは24時間受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。通常1~2営業日以内に返答いたします。

【買い物かごでのご注文】

当サイトの「買い物かご」システムより、Web上で簡単にご注文いただけます。ご利用の流れや発送・送料に関しては下記をご確認ください。