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観月梅花(根本 雪篷 作)

商品番号3933
価格

売却済

商品名観月梅花
作者根本 雪篷
略歴根本 雪篷(ねもと・せっぽう)
明治11年千葉県市原に生れる。本名:柳作、父は日本画家の根本樵谷。初めは矢内楳秀に学び、後に荒木寛畝に師事した。明治28年から日本美術協会展で受賞を重ね、30年の日本絵画協会の第3回絵画共進会に《旭群雀》《三保望嶽》で夫々三等褒状を受賞し、32年の第7回の日本美術院との連合絵画共進会には《富嶽》で二等褒状を受賞するなど活躍をして、更に得意とした孔雀の絵で、36年の第5回内国勧業博覧会に《春暁群鳥》で褒状を受け、39年の日本美術協会第40回展には《孔雀》で三等黄銅牌を受賞した。その後も40年の東京勧業博覧会に《孔雀》で三等賞牌を受賞した。日月会の主任幹事を務め、日本美術協会の会員文墨協会の委員を務めた。
本紙絹本(尺五横)
寸法本紙:幅42×高さ33cm
総丈:幅44.5×高さ128.5cm
軸先象牙
共箱
備考早春掛けとしてお楽しみ頂けます。(1月~3月)
状態掛軸は新たに仕立直しましたので本紙・表装共に良好です。
(新調表装)美品です。





  • ●絹本(尺五横)

    総丈:【幅44.5×高さ128.5cm】

    早春掛けとしてお楽しみ頂けます。(1月~3月)

    掛軸は新たに仕立直しましたので本紙・表装共に良好です。
    (新調表装)美品です。




  • ●掛軸は新たに仕立直しましたので本紙・表装共に良好です。
    (新調表装)美品です。




  • ●山園小梅<林逋・林和靖>七言律詩
    衆芳搖落して(しゅうほうようらくして)
    獨り暄妍(ひとりけんけん)
    風情を占め盡くして (ふうじょうをしめつくして)
    小園に向こう(しょうえんにむこう)
    疎影横斜 (そえいおうしゃ)
    水清淺 (みずせいせん)
    暗香浮動(あんこうふどう)
    月黄昏(つきこうこん)
    霜禽下らんと欲して(そうきんくだらんとほっして)
    先ず眼を偸み(まずめをぬすみ)
    粉蝶如し知らば(ふんちょうもししらば)
    合に魂を斷つべし(まさにこんをたつべし)
    幸いに微吟の(さいわいにびぎんの) 
    相狎るべき有り(あいなるべきあり)
    須いず檀板と(もちいずだんぱんと) 
    金尊を共にするを(きんそんをともにするを)
    昭和丙子(ひのえ・ね)十有一年春日写 雪篷生印
    意解
     ほかの多くのかぐわしい花がゆれ落ちて枯れ枝となっている時に、
    あたたかく美しい梅の花だけがこの小園で風流なよいおもむきを独占している。
     疎らな枝は清い流れの水に斜めに影を映し、
    ほのかな香りが月の昇るたそがれ時にどこからともなく漂ってくる。
    霜がれどきの鳥は、梅の枝に下(くだ)ろうとして、
    定めかねてあたりをぬすみ目で見まわし、白い蝶も今、
    もし美しい梅の花のあることを知ったならばおそらく
    びっくりすることであろう。
    幸いにひそかに詩を吟ずる私の声がこの花とよくうちとけ合うから、
    何も拍子をとる木をならして調子をとったり、
    黄金の酒樽を用意する必要はないのである。








  • ●山園小梅<林逋・林和靖>七言律詩
    衆芳搖落して(しゅうほうようらくして)
    獨り暄妍(ひとりけんけん)
    風情を占め盡くして (ふうじょうをしめつくして)
    小園に向こう(しょうえんにむこう)
    疎影横斜 (そえいおうしゃ)
    水清淺 (みずせいせん)
    暗香浮動(あんこうふどう)
    月黄昏(つきこうこん)
    霜禽下らんと欲して(そうきんくだらんとほっして)
    先ず眼を偸み(まずめをぬすみ)
    粉蝶如し知らば(ふんちょうもししらば)
    合に魂を斷つべし(まさにこんをたつべし)
    幸いに微吟の(さいわいにびぎんの) 
    相狎るべき有り(あいなるべきあり)
    須いず檀板と(もちいずだんぱんと) 
    金尊を共にするを(きんそんをともにするを)
    昭和丙子(ひのえ・ね)十有一年春日写 雪篷生印
    意解
     ほかの多くのかぐわしい花がゆれ落ちて枯れ枝となっている時に、
    あたたかく美しい梅の花だけがこの小園で風流なよいおもむきを独占している。
     疎らな枝は清い流れの水に斜めに影を映し、
    ほのかな香りが月の昇るたそがれ時にどこからともなく漂ってくる。
    霜がれどきの鳥は、梅の枝に下(くだ)ろうとして、
    定めかねてあたりをぬすみ目で見まわし、白い蝶も今、
    もし美しい梅の花のあることを知ったならばおそらく
    びっくりすることであろう。
    幸いにひそかに詩を吟ずる私の声がこの花とよくうちとけ合うから、
    何も拍子をとる木をならして調子をとったり、
    黄金の酒樽を用意する必要はないのである。






  • ●【共箱】




  • ●【箱の表面】画題:観月梅花




  • ●【箱の裏面】落款サイン:雪篷自題印


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観月梅花
根本 雪篷
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