観月梅花(根本 雪篷 作)
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●絹本(尺五横)
総丈:【幅44.5×高さ128.5cm】
早春掛けとしてお楽しみ頂けます。(1月~3月)
掛軸は新たに仕立直しましたので本紙・表装共に良好です。
(新調表装)美品です。
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●掛軸は新たに仕立直しましたので本紙・表装共に良好です。
(新調表装)美品です。
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●山園小梅<林逋・林和靖>七言律詩
衆芳搖落して(しゅうほうようらくして)
獨り暄妍(ひとりけんけん)
風情を占め盡くして (ふうじょうをしめつくして)
小園に向こう(しょうえんにむこう)
疎影横斜 (そえいおうしゃ)
水清淺 (みずせいせん)
暗香浮動(あんこうふどう)
月黄昏(つきこうこん)
霜禽下らんと欲して(そうきんくだらんとほっして)
先ず眼を偸み(まずめをぬすみ)
粉蝶如し知らば(ふんちょうもししらば)
合に魂を斷つべし(まさにこんをたつべし)
幸いに微吟の(さいわいにびぎんの)
相狎るべき有り(あいなるべきあり)
須いず檀板と(もちいずだんぱんと)
金尊を共にするを(きんそんをともにするを)
昭和丙子(ひのえ・ね)十有一年春日写 雪篷生印
意解
ほかの多くのかぐわしい花がゆれ落ちて枯れ枝となっている時に、
あたたかく美しい梅の花だけがこの小園で風流なよいおもむきを独占している。
疎らな枝は清い流れの水に斜めに影を映し、
ほのかな香りが月の昇るたそがれ時にどこからともなく漂ってくる。
霜がれどきの鳥は、梅の枝に下(くだ)ろうとして、
定めかねてあたりをぬすみ目で見まわし、白い蝶も今、
もし美しい梅の花のあることを知ったならばおそらく
びっくりすることであろう。
幸いにひそかに詩を吟ずる私の声がこの花とよくうちとけ合うから、
何も拍子をとる木をならして調子をとったり、
黄金の酒樽を用意する必要はないのである。
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●山園小梅<林逋・林和靖>七言律詩
衆芳搖落して(しゅうほうようらくして)
獨り暄妍(ひとりけんけん)
風情を占め盡くして (ふうじょうをしめつくして)
小園に向こう(しょうえんにむこう)
疎影横斜 (そえいおうしゃ)
水清淺 (みずせいせん)
暗香浮動(あんこうふどう)
月黄昏(つきこうこん)
霜禽下らんと欲して(そうきんくだらんとほっして)
先ず眼を偸み(まずめをぬすみ)
粉蝶如し知らば(ふんちょうもししらば)
合に魂を斷つべし(まさにこんをたつべし)
幸いに微吟の(さいわいにびぎんの)
相狎るべき有り(あいなるべきあり)
須いず檀板と(もちいずだんぱんと)
金尊を共にするを(きんそんをともにするを)
昭和丙子(ひのえ・ね)十有一年春日写 雪篷生印
意解
ほかの多くのかぐわしい花がゆれ落ちて枯れ枝となっている時に、
あたたかく美しい梅の花だけがこの小園で風流なよいおもむきを独占している。
疎らな枝は清い流れの水に斜めに影を映し、
ほのかな香りが月の昇るたそがれ時にどこからともなく漂ってくる。
霜がれどきの鳥は、梅の枝に下(くだ)ろうとして、
定めかねてあたりをぬすみ目で見まわし、白い蝶も今、
もし美しい梅の花のあることを知ったならばおそらく
びっくりすることであろう。
幸いにひそかに詩を吟ずる私の声がこの花とよくうちとけ合うから、
何も拍子をとる木をならして調子をとったり、
黄金の酒樽を用意する必要はないのである。
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●【共箱】
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●【箱の表面】画題:観月梅花
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●【箱の裏面】落款サイン:雪篷自題印
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●絹本(尺五横)
総丈:【幅44.5×高さ128.5cm】
早春掛けとしてお楽しみ頂けます。(1月~3月)
掛軸は新たに仕立直しましたので本紙・表装共に良好です。
(新調表装)美品です。
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●掛軸は新たに仕立直しましたので本紙・表装共に良好です。
(新調表装)美品です。
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●山園小梅<林逋・林和靖>七言律詩
衆芳搖落して(しゅうほうようらくして)
獨り暄妍(ひとりけんけん)
風情を占め盡くして (ふうじょうをしめつくして)
小園に向こう(しょうえんにむこう)
疎影横斜 (そえいおうしゃ)
水清淺 (みずせいせん)
暗香浮動(あんこうふどう)
月黄昏(つきこうこん)
霜禽下らんと欲して(そうきんくだらんとほっして)
先ず眼を偸み(まずめをぬすみ)
粉蝶如し知らば(ふんちょうもししらば)
合に魂を斷つべし(まさにこんをたつべし)
幸いに微吟の(さいわいにびぎんの)
相狎るべき有り(あいなるべきあり)
須いず檀板と(もちいずだんぱんと)
金尊を共にするを(きんそんをともにするを)
昭和丙子(ひのえ・ね)十有一年春日写 雪篷生印
意解
ほかの多くのかぐわしい花がゆれ落ちて枯れ枝となっている時に、
あたたかく美しい梅の花だけがこの小園で風流なよいおもむきを独占している。
疎らな枝は清い流れの水に斜めに影を映し、
ほのかな香りが月の昇るたそがれ時にどこからともなく漂ってくる。
霜がれどきの鳥は、梅の枝に下(くだ)ろうとして、
定めかねてあたりをぬすみ目で見まわし、白い蝶も今、
もし美しい梅の花のあることを知ったならばおそらく
びっくりすることであろう。
幸いにひそかに詩を吟ずる私の声がこの花とよくうちとけ合うから、
何も拍子をとる木をならして調子をとったり、
黄金の酒樽を用意する必要はないのである。
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●山園小梅<林逋・林和靖>七言律詩
衆芳搖落して(しゅうほうようらくして)
獨り暄妍(ひとりけんけん)
風情を占め盡くして (ふうじょうをしめつくして)
小園に向こう(しょうえんにむこう)
疎影横斜 (そえいおうしゃ)
水清淺 (みずせいせん)
暗香浮動(あんこうふどう)
月黄昏(つきこうこん)
霜禽下らんと欲して(そうきんくだらんとほっして)
先ず眼を偸み(まずめをぬすみ)
粉蝶如し知らば(ふんちょうもししらば)
合に魂を斷つべし(まさにこんをたつべし)
幸いに微吟の(さいわいにびぎんの)
相狎るべき有り(あいなるべきあり)
須いず檀板と(もちいずだんぱんと)
金尊を共にするを(きんそんをともにするを)
昭和丙子(ひのえ・ね)十有一年春日写 雪篷生印
意解
ほかの多くのかぐわしい花がゆれ落ちて枯れ枝となっている時に、
あたたかく美しい梅の花だけがこの小園で風流なよいおもむきを独占している。
疎らな枝は清い流れの水に斜めに影を映し、
ほのかな香りが月の昇るたそがれ時にどこからともなく漂ってくる。
霜がれどきの鳥は、梅の枝に下(くだ)ろうとして、
定めかねてあたりをぬすみ目で見まわし、白い蝶も今、
もし美しい梅の花のあることを知ったならばおそらく
びっくりすることであろう。
幸いにひそかに詩を吟ずる私の声がこの花とよくうちとけ合うから、
何も拍子をとる木をならして調子をとったり、
黄金の酒樽を用意する必要はないのである。
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●【共箱】
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●【箱の表面】画題:観月梅花
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●【箱の裏面】落款サイン:雪篷自題印