白鷺
商品番号:5145

白鷺

榊原 紫峰
680,000

作品概要

略歴
榊原 紫峰 - さかきばら しほう (1887~1971)
明治20年8月京都市に生まれる。本名安造。父は日本画家榊原蘆江、兄は榊原佳山、弟は榊原苔山、榊原始更。明治40年京都市立美術工芸学校絵画科を卒業、研究科に進級。2年京都市立絵画専門学校が開設され、二年生に編入、44年同校の一期生として兄佳山とともに卒業、大正2年まで研究科に学ぶ。42年第3回文展に「動物園の猿」で初入選、43年褒状、44年三等賞、大正2年褒状を受けるが翌年落選、翌4年横山大観のすすめで再興第2回院展に陳列される。5年第10回文展でも落選する。 6年第11回文展では入選するが無賞に終る。7年土田麦僊、村上華岳、野永瀬晩花とともに国画創作協会を創立、国展と呼ばれた定期展を開始、東洋画の精神を汲んだ新しい日本画を切り開いた大作・名品を毎回発表するが、昭和3年経営不振から国画創作協会を解散する。同年帝展推薦、12年新文展参与、14年新文展審査員となるが官展不出品を通し、画壇から離れ、母校絵画専門学校教授として後進の指導に専念する。戦後も24年から京都美術大学教授、36年名誉教授となる。37年日本芸術院恩賜賞を受賞。昭和46年1月7日京都市で没。享年83才。
本紙
絹本(尺八横)
サイズ
【本紙】幅 56.5 × 高さ 48cm
【総丈】幅 70.5 × 高さ 146.5cm
軸先
象牙
共箱
備考
年中掛けとしてお楽しみいただけます。
●榊原紫峰《白鷺図》
●澄んだ水辺に佇む一羽の白鷺。榊原紫峰先生による本作は、羽根の柔らかな質感や水面の揺らぎを繊細な筆致で描き出し、自然の静けさと命の気配を見事に捉えています。小魚を咥えた一瞬の動きに、野生の美しさと緊張感が宿ります。
背景の水草や波紋は控えめながらも丁寧に描かれ、画面全体に落ち着いた調和が漂います。紫峰先生らしい品格ある構図と余白の美が、空間に清らかな気をもたらします。
●季節を問わず、自然を愛する方の床の間にふさわしい一幅です。
状態
●本紙に若干のヤケ等ありますが鑑賞には気にならない程度です。
●表装は画格に釣り合った上質な高級裂地が使われた仕立てになっております。
●裏面上部に少々ヤケがありますが、鑑賞には問題ない箇所です。

詳細写真

Detail

●榊原紫峰《白鷺図》掛軸 絹本(尺八横)
●紫峰先生による白鷺図は、水辺に立つ姿を繊細な筆致で描いた一幅です。羽毛の柔らかさや水面の揺らぎが丁寧に表現され、白鷺の動きと存在感が鮮やかに捉えられています。
●榊原紫峰は、足立美術館にも作品が収蔵される近代日本画の大家として知られ、その確かな評価は本作の魅力をさらに引き立てます。床の間を格調高く彩るにふさわしい掛軸です。
本紙はおおむね良好です。
●表装は画格に釣り合った上質な高級裂地が使われた仕立てになっております。
●白鷺の動きと存在感が鮮やかに捉えられています。
●本紙に若干のヤケ等ありますが鑑賞には気にならない程度です。
裏面上部に少々ヤケがありますが、鑑賞には問題ない箇所です。
共箱・二重箱
【箱の表面】
【箱の裏面】

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