船出
商品番号:4285

船出

川合 玉堂
120,000

作品概要

略歴
川合 玉堂 - かわい ぎょくどう (1873~1957)
明治6年11月愛知県木曽川町に生まれる。本名芳三郎。別号寓庵。明治20年京都に出て、望月玉泉に入門し玉舟と号す。明治23年幸野楳嶺塾に入り、号を「玉堂」と改めて、第3回内国勧業博覧会に出品褒状を受ける。その後、日本青年絵画協会、日本美術協会など各展に出品し受賞を重ねる。明治28年の第4回内国勧業博覧会に出品された橋本雅邦の「竜虎図」に感動し、上京して雅邦門に入る。明治40年開設の文展には第1回から12回まで審査員をつとめる。大正4年から昭和11年まで東京美術学校教授。大正6年帝室技芸員、大正8年帝国美術院会員、昭和12年には帝国芸術院会員となり、昭和15年に文化勲章を受章した。一方大正13年、小堀鞆音・下村観山・山元春挙・竹内栖鳳・横山大観らと淡交会を結成し、その私塾、長流画塾で多くの門人を育てた。四条派・狩野派を融合させた独自の穏健な風景画を確立したが、また歌人としても有名で歌集も刊行している。昭和32年6月30日、東京青梅市の自宅で蔵喘息のため死去。享年83才。昭和36年御岳渓谷に玉堂美術館が開設された。
本紙
絹本(尺五横)
サイズ
【本紙】幅43×高さ30cm
【総丈】幅56×高さ120cm
軸先
象牙
合せ箱・タトウ箱付
備考
この作品は、昭和28年勅題の歌会始お題「船出」の時に描かれたものと思われ、玉堂晩年の80歳頃の作と思われます。

勅題とは天皇が出題する詩歌などの題。特に、明治2年(1869)以降毎年行われている歌会始めの題のこと。
自賛は
岸壁を はなれはじ免し 大船能 日のまる農旗 あた羅しく志て
がんぺきを はなれはじめし おおふねの ひのまるのはた あたらしくして

正月掛け・年中掛けとしてお楽しみ頂けます。
状態
本紙・表装共に良好の方です。

詳細写真

Detail





玉堂自画自賛

岸壁をはなれはじ免し 大船能 日のまる農旗 あた羅しく志て

がんぺきを はなれはじめし おおふねの ひのまるのはた あたらしくして



賛に添えてカモメが描かれています。

玉堂は皇室関係の献上画の揮亳や、勅題にちなむ作品などには本名の「芳三郎」または「芳」を落款としている。
これを「玉堂」と併用して「玉堂 芳」の落款があります。


共箱・タトウ箱付


共箱・二重箱・帽子・タトウ箱付


箱の裏面

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