寒牡丹

為国安堂作

40,000円

作品概要

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略歴: 為国安堂 - ためくにあんどう（1902～1977）

明治35年12月10日島根県能義郡伯太町に生まれる。本名は忠寿。円山派の巨匠である鈴木松年の高弟で大阪在住の湯川松堂に師事し、円山派を研鑽。得意画は人物、山水、花鳥。昭和52年没。享年75歳。

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本紙: 絹本（尺五立）
サイズ: 【本紙】幅 41.5 × 高さ 113cm

【総丈】幅 54.5 × 高さ 194.5cm
軸先: 焼物
箱: 合わせ箱・タトウ付き
備考: ●冬掛けとしてお楽しみいただけます。
●冬の厳しい寒さの中で気高く咲く寒牡丹に、早春を告げる鴬を添え、さらに藁ぼっちにふんわりと積もる雪を描き込むことで、安堂先生が冬から春へ移ろう静かな時間を丁寧に表現した一幅です。牡丹の凛とした気品、鴬の柔らかな生命感、そして雪を受け止める藁ぼっちの温かみが、控えめな彩色と繊細な筆致によって調和し、落ち着いた中にも季節の息づかいを感じさせます。背景を抑えた構図は花と鳥の存在感をすっきりと引き立て、床の間はもちろん洋室にも飾りやすい仕上がりです。寒牡丹は「忍耐」「気高さ」、鴬は「吉兆」「春の訪れ」、雪と藁ぼっちは「清浄」と「冬の暮らし」を象徴し、年末年始の縁起物としても喜ばれる題材で、派手さよりも品のある佇まいを求める方に特におすすめできる作品です。
状態: 【新調表装済】表装は新たに仕立て替えました。本紙、表装共に良好（美品）です。