梅雨
商品番号:5121

梅雨

竹田 霞村
180,000

作品概要

カテゴリー:

略歴
竹田 霞村 - たけだ かそん (1884~1955)
本名は豊太郎、号は霞村・水鶏舎・悦々・大愚と称した。明治17年3月3日、元高松村村長竹田門太郎の長男として、現出雲市下横町に生まれる。 幼少より画才に恵まれ、すでに杵築中学校(現大社高等学校)在学中より逸材として評価されていた。明治37年4月、東京美術学校日本画科に入学。下村観山に学ぶ。在学中、(明治40年頃)の校内水彩画展では「黄昏」を出品し第一席となった。卒業後も、川端玉章・下村観山に師事したが、会派には属することなく画業に専念した。ところが、当時の新旧各派の争いに嫌気がさしていた霞村は、たまたま父の病を機に大正5年10月に帰郷。その後は中央展に一度も出品することなく、故郷で独自の画業に励んだ。霞村の作品には、大観・観山らが興した朦朧体とよばれる没骨法を用いたものから、さらに雲谷派・土佐派・狩野派・四条円山派等あらゆる日本の古典画からの影響が強く感じられる。わけて、四条派と琳派の画風に傾注し、装飾体の花鳥画を得意としている。昭和30年11月18日没。享年72才。
本紙
絹本(尺八立)
サイズ
【本紙】幅 51.5 × 高さ 126cm
【総丈】幅 66.5 × 高さ 213.5cm
軸先
象牙
共箱・タトウ付き
備考
●夏掛けとしてお楽しみいただけます。
●静かに降り続く梅雨の気配を、霞村先生が繊細な筆致で描き出した一幅。雨に濡れた枝葉の重みと、ふと目に留まる青梅の瑞々しさが、画面に初夏の息吹を添えています。霞む空気の中に、青梅の淡い緑がひときわ冴え、季節の移ろいと生命の気配を静かに語りかけてくるようです。金襴の表装が作品の深みを引き立て、和室はもちろん、現代空間にも穏やかな彩りを添えてくれます。
●「たらしこみ」は、濡れた画面に墨や彩色を重ねることで、自然なにじみや揺らぎを生み出す日本画特有の技法です。霞村先生はこの技法を葉の描写に用い、雨に濡れた質感と空気の湿度を巧みに表現しています。枝間に描かれた青梅の淡緑が画面に清涼な緊張感を与え、梅雨の情景に確かな実りの予感を添えています。
状態
●表装の地に傷みがありますが、鑑賞には気にならない程度です。
●地の傷みが気になる方は天地替え承ります。
表装が長めなので一緒に寸法縮めもできます。
●お値段は8,000円です(納期は30日)。
●本作品180,000円+天地替え8,000円=188,000円です。
※買い物かごからご注文いただく際は、注文フォームの「商品に関するお問い合わせ」欄に天地替え希望の旨をご記入ください。

詳細写真

Detail

●表装は画格に釣り合った上質な金襴裂地が使われた仕立になっております。
●「たらしこみ」は、濡れた画面に墨や彩色を重ねることで、自然なにじみや揺らぎを生み出す日本画特有の技法です。霞村先生はこの技法を葉の描写に用い、雨に濡れた質感と空気の湿度を巧みに表現しています。枝間に描かれた青梅の淡緑が画面に清涼な緊張感を与え、梅雨の情景に確かな実りの予感を添えています。
●表装の地に傷みがありますが、鑑賞には気にならない程度です。
●地の傷みが気になる方は天地替え承ります。
表装が長めなので一緒に寸法縮めもできます。
●お値段は8,000円です(納期は30日)。
●本作品180,000円+天地替え8,000円=188,000円です。
※買い物かごからご注文いただく際は、注文フォームの「商品に関するお問い合わせ」欄に天地替え希望の旨をご記入ください。
共箱・タトウ付き
※タトウの蓋がありませんが、収納には問題ありません。
【箱の表面】
【箱の裏面】

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