野橋惜春
商品番号:5071

野橋惜春

木村 棲雲(栖雲)
32,000

作品概要

カテゴリー:

略歴
木村 棲雲(栖雲) - きむら せいうん (1885~1967)
明治18年島根県能義郡安来町に、呉服商を営む原長蔵の二男として生まれる。 本名蓮三郎。のち木村家の養子となる。幼少の頃より絵を好み、実家の商売につながる紋描きをしていたが、大正10年地元有志の援助を受けて画業修行のため京都に出て宮崎竹叢に入門、棲雲と号する。その後東京に出て小室翠雲に入門し、昭和5年第10回帝展に初入選する。以後文展・帝展で入選し、同9年玉川に居を構えた。以後は展覧会出品を嫌い、全国を遊歴し研鑽を積んでは個展を開催するという独自の活動を続けた。昭和28年に号を「栖雲」と改め、以後しばしば帰省して郷里安来や出雲・松江などで個展を開催した。昭和42年老衰のため東京の娘婿宅で死去。享年82才。文人画家として特に田能村竹田に私淑し、その温雅で清明な山水画には定評がある。
本紙
紙本(尺二立)
サイズ
【本紙】幅 34 × 高さ 138cm
【総丈】幅 48.5 × 高さ 211cm
軸先
象牙
共箱・二重箱
備考
●「野橋惜春」木村棲雲作
●春の名残を惜しむように、霧に包まれた野橋が静かに佇む。その傍らには、遠くを見つめる高士の姿。田能村竹田に私淑した木村棲雲が描くのは、過ぎゆく季節へのまなざしと、自然と対話する人の心。墨の濃淡が、心の奥にある郷愁をそっと呼び起こします。
●春掛けとしてお楽しみいただけます。
状態
本紙にヤケがありますが、鑑賞には気にならない程度です。
裂地は画格に釣り合った金襴裂地が使われております。
裏面にヤケと点シミがありますが、鑑賞には問題ない箇所です。

詳細写真

Detail

●画題:野橋惜春 紙本(尺二立)
●春掛けとしてお楽しみいただけます。
●木村棲雲による「野橋惜春」は、春の終わりを詠嘆する詩情と、緻密な筆致が融合した一幅。遠山の霞、橋のたたずまい、そして静かに佇む高士の姿が、画面に深い時間と精神性をもたらします。余白の妙と墨の濃淡が、棲雲ならではの静謐な世界観を支えています。
●棲雲先生56歳頃の秀作をご堪能下さい。
裂地は画格に釣り合った金襴裂地が使われております。
●木村棲雲先生による「野橋惜春」は、春の終わりを詠嘆する詩情と、緻密な筆致が融合した一幅。遠山の霞、橋のたたずまい、そして余白の妙が、静けさの中に深い時間を感じさせます。墨の濃淡と筆勢の緩急が、棲雲ならではの静謐な世界観を支えています。
●棲雲先生56歳頃の秀作をご堪能下さい。
●本紙にヤケがありますが、鑑賞には気にならない程度です。
●昭和辛巳(かのとみ)16年蒲月写并題於不二草蘆 棲雲生蓮印
●棲雲先生56歳頃の秀作をご堪能下さい。
●蒲月とは、旧暦の5月を指す言葉。
●不二草蘆とは、昭和15年米井山荘より玉川上野毛へ移住(アトリエ)。
裏面にヤケと点シミがありますが、鑑賞には問題ない箇所です。
●共箱・二重箱
●【箱の表面】画題:野橋惜春図
●【箱の裏面】落款サイン
●昭和辛巳(かのとみ)16年夏日於不二草蘆 棲雲生自題印
不二草蘆とは、昭和15年米井山荘より玉川上野毛へ移住(アトリエ)。
●共箱・二重箱

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