萬々歳
商品番号:4993

萬々歳

小村 大雲
28,000

作品概要

略歴
小村 大雲 - おむら たいうん (1883~1938)
名は権三郎、字を厳坐・子荘。初号は豊花、後に豊文・大雲・碧雲湖畔人・赤松子などと称した。明治16年、平田の荒物商小村豊兵衛の長男に生まれた。幼少より画技に秀で、16歳の時に家出をして橋本雅邦の門をたたいたが親の承諾がないため断られ、やむなく帰郷。18歳の時鰐淵寺住職の世話で京都へ行き、森川曾文の門に入った。画号を豊文と改め、19才のころ橋本菱華の門に移り、第7回古美術展覧会に「さかがみ」を初出品。絵画共進会にも「雲風」を出品して二等賞を得た。このころ号を大雲とあらためる。翌年都路華香の門に入った。22歳の時山元春挙の門に入り、数々の展覧会で入賞、第8回~11回文展で連続入選し、大正5年・6年の文展で連続特選をとり、37才で永久無鑑査となった。以後晩年まで帝展審査員をつとめた。春挙門下の四天王の一人に揚げられ、山水、人物、動物画など画技は広いが、特に武者絵に定評があり、自ら甲冑を制作し、また収集もした。
たまたま平田に帰り、大雲山荘で揮毫中病を得て二日後の昭和13年2月20日急逝した。享年56才。
本紙
紙本(尺八横)
サイズ
【本紙】幅 47 × 高さ 37cm
【総丈】幅 59.5 × 高さ 132.5cm
軸先
焼物
鑑定箱(箱書人: 小村雄堂)
備考
年中掛けとしてお楽しみいただけます。
「萬々歳(ばんばんざい)」は、祝福や喜びを表す言葉で、「万歳」を重ねて強調した雅な表現です。古
典的な祝詞や能・狂言の詞章にも見られ、長寿・繁栄・吉祥を願う響きがあります。
●「萬々歳」は戦勝や皇軍の進軍を祝う言葉として使われたことが多いいようです。
●絵は戦意高揚や記念の意味を込めて描かれたようです。
●箱書に「支那事変」「奉祝」などの語があり、戦争関連の記念画と見てよいでしょう。
状態
【新調表装済】表装は新たに仕立て替えました。本紙、表装共に良好(美品)です。

詳細写真

Detail

【新調表装済】表装は新たに仕立て替えました。本紙、表装共に良好(美品)です。
鑑定箱(箱書人: 小村雄堂)
●【箱の表面】
●「萬々歳」は戦勝や皇軍の進軍を祝う言葉。
●絵は戦意高揚や記念の意味を込めて描かれたものと思われます。
●箱書に「支那事変」「奉祝」などの語があり、戦争関連の記念画と見てよいでしょう。
●昭和13年頃の絵に「萬々歳」と箱書があり、日支戦(=日中戦争)に関係していると思われます。
【箱の裏面(全体)】
【箱の裏面(下部)】
鑑定箱(箱書人: 児 小村雄堂識印)

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