湖山遊舟
商品番号:4896

湖山遊舟

小早川 秋声
43,000

作品概要

カテゴリー:

略歴
小早川 秋声 - こばやかわ しゅうせい (1889~1974)
明治22年9月神戸市に生まれる。本名は盈麿。中学校を卒業後、京都市立絵画専門学校に入学するが中退、谷口香嶠に師事する。大正3年第8回文展に「こだました後」で初入選、以後文展に再々入選。師香嶠の没した翌5年から山元春挙に師事、早苗会に参加。また3年から6年にかけて中国を度々訪れ、9年からはイタリアなどヨーロッパを旅行する。前後して帝展でも10年第3回帝展からほぼ毎回入選し、昭和5年帝展推薦となる。同年第2回聖徳太子奉賛美術展に「魚心鳥心」を無鑑査出品、昭和6年以降は従軍画家として戦地に赴くとともに、帝展に連続出品、新文展に無鑑査出品を重ね、19年戦時特別文展の「醜虜の面」が最後の官展出品となる。戦後は宗教画を描くが、昭和49年2月6日京都市で没。享年84才。
本紙
絹本(尺三立)
サイズ
【本紙】幅 34 × 高さ 91cm
【総丈】幅 47.5 × 高さ 178.5cm
軸先
焼物
共箱
備考
●秋掛けとしてお楽しみいただけます。
遠景には霞む山々、中景には静かな湖面を滑る三人の人物が乗る舟、近景にはゆれる芦が描かれ、墨の濃淡と余白が空気の澄みを伝えます。秋声先生らしい簡潔な筆致と構成力が、静けさの中に物語を感じさせる一図です。
状態
【新調表装】表装は新たに仕立て替えました。本紙・表装共に良好(美品)です。

詳細写真

Detail

【新調表装】表装は新たに仕立て替えました。本紙・表装共に良好(美品)です。
●遠景には霞む山々、中景には静かな湖面を滑る三人の人物が乗る舟、近景にはゆれる芦が描かれ、墨の濃淡と余白が空気の澄みを伝えます。秋声先生らしい簡潔な筆致と構成力が、静けさの中に物語を感じさせる一図です。
●舟と人物が小さく描かれ、広大な水面と空が余白として残されていることで、空間の深さと時間の緩やかさが際立っています。これは単なる省略ではなく、見る者の心を絵の中に引き込む「間」の美学。遠景の山々も、墨の濃淡でほのかに浮かび上がり、視線を自然に奥へと誘導します。
共箱
「往年」とは過ぎ去った年月のこと。過ぎし日の作という意味です。

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