和楽有餘(金魚)
商品番号:4868

和楽有餘(金魚)

今井 景樹
18,000

作品概要

カテゴリー:

略歴
今井 景樹 - いまい けいじゅ (1891~1967)
明治24年三重県亀山市関町に生まれる。斎号は研精斎。本名は康。京都美術専門学校卒業後、今尾景年の下で四条派を学ぶ。巧みな筆を生かし、山水、花鳥、人物等あらゆる画題に活躍。特に花鳥画を得意とし、生態観察のため、百種ほどの小鳥たちを飼育し、写生にはげむ。ゾクッとするほどの描写は、この徹底した観察眼から来るものと思われる。その才を愛され、師景年の養子に迎えられたが、のち復籍する。この時、景年より今尾家の家紋である「おもだか」を用いることを許される。師の「腕一本で行け」とのはげましに、会派に属さず画業を貫く。昭和43年4月13日歿、享年76歳。昭和を代表する近代日本画家のひとり。
本紙
紙本(尺一立)
サイズ
【本紙】幅 32 × 高さ 105cm
【総丈】幅 42.5 × 高さ 183cm
軸先
共箱
備考
●夏掛けの他、茶掛けとしてもお楽しみいただけます。
●《和楽有餘(わらくゆうよ)》
特に詩文や書画の題、あるいは茶掛けなどにも用いられる雅語的な表現。
●和楽(わらく)
「和」は調和、平和、穏やかさを表し、「楽」は楽しみ、喜び、心の安らぎを意味します。合わせて「和楽」は、心が和み、楽しさがある状態、穏やかで楽しい心境や暮らしを指します。
●有餘(ゆうよ)
満ち足りてなお余裕があること、物心ともに豊かであることを表します。
●《笹に金魚図》
大正から昭和にかけての日本画の繊細な美意識を体現した作品です。
笹のしなやかな枝が画面を優しく揺らし、その下を金魚が泳ぐという構図は、静けさと涼しさを誘います。
笹は風にそよぐ儚さを、金魚は夏の涼やかな水辺の生命感を象徴しており、まさに季節の移ろいと自然の詩情が融合した一図です。
状態
本紙に折れと点シミがあります。近くで見ると分かりやすいですが、通常の鑑賞ではほとんど気になりません。

詳細写真

Detail

和楽有餘とは、
「和やかで楽しい心が満ち、なお余裕がある」
という理想的な境地を表す言葉で、物質的な豊かさだけでなく、精神的なゆとり、心の調和、そしてその先にある静かな喜びを含意しています。
例えば茶掛けとして掛ける際は、
「この場には和やかさと楽しみが満ちており、さらに余裕がある」
という、客人を迎える心のあり方を示すものになります。
●本紙に折れと点シミがあります。近くで見ると分かりやすいですが、通常の鑑賞ではほとんど気になりません。
●笹のしなやかな枝が画面を優しく揺らし、その下を金魚が泳ぐという構図は、静けさと涼しさを誘います。
●笹は風にそよぐ儚さを、金魚は夏の涼やかな水辺の生命感を象徴しており、まさに季節の移ろいと自然の詩情が融合した一図です。
共箱

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