日さかり(夏の風物詩)|ミニ掛軸
商品番号:4802

日さかり(夏の風物詩)|ミニ掛軸

竹内 栖鳳
95,000

作品概要

略歴
竹内 栖鳳 - たけうち せいほう (1864~1942)
元治元年11月京都御池通油小路に生まれる。本名恒吉。生家は料亭で、父は栖鳳に家業を継がせようとしたが、姉が家業を継ぐ決意で父を説得し、栖鳳の画道精進が始まる。はじめ土田英林に師事したが、明治14年四条派の幸野楳嶺の画塾に入門、棲鳳の雅号を受ける。翌15年に第1回内国絵画共進会で「雁に双鶴」「瀑布」が入選。17年第2回内国絵画共進会に「山水」「花鳥」で褒状を受けたのをはじめ、多くの内外博覧会や共進会で受賞して、京都青年画家の花形となった。明治33年渡欧、西洋の美術を吸収し、翌年帰国して号を栖鳳と改めた。明治40年第1回文展に審査員となり、以後第12回展までその任に当たったが、その間大正2年に帝室技芸員、8年に帝国美術院会員に推挙された。また、明治42年~大正13年まで京都市立絵画専門学校教授をつとめ、昭和12年第1回文化勲章受章者となったほか、フランス勲章、ハンガリー再興美術賞、ドイツゲーテ名誉賞を受けた。昭和17年湯河原の別荘で死去。享年78才。
本紙
紙本(団扇・丸表装)|ミニ掛軸
サイズ
【本紙】幅 25 × 高さ 24cm
【総丈】幅 49 × 高さ 147cm
軸先
象牙
共箱・二重箱
備考
【夏の風物詩】夏掛けとしてお楽しみいただけます。

■詩の読み
雲の峯 菱しく濠の すき間皐
(くものみね ひししくほりの すきまこう)

「雲の峯」=入道雲(夏の代表的な季語)
「菱しく濠の」=菱の葉が水濠一面に茂っている(※「しく」は「敷く」という意だと思われます)
「すき間皐」=その隙間に初夏の気配(=皐月)を感じる

夏の盛り、水濠に繁る菱の葉のすき間から、初夏の気配(皐月)が感じられるという情景を詠んだ作品です。
「皐月(サツキ)」は植物ではなく、旧暦の五月(初夏の季語)として用いられているようです。
立ちのぼる入道雲、水面を覆う菱の葉、そのすき間に漂う季節の気配。

栖鳳先生はその一瞬の空気感を巧みに筆に表し、見る人々に涼やかな風を届けるような作品として仕上げられています。
状態
●元裂地を使って仕立て直しましたので本紙・表装共に綺麗です。(手打ち表装)

詳細写真

Detail

画題:日さかり(夏の風物詩)
●元裂地を使って仕立て直しましたので本紙・表装共に綺麗です。(手打ち表装)
●裂地は画格に釣り合った金襴裂地が使われております。
雲の峯 菱しく濠の すき間皐
(くものみね ひししくほりの すきまこう)

「雲の峯」=入道雲(夏の代表的な季語)
「菱しく濠の」=菱の葉が水濠一面に茂っている(※「しく」は「敷く」という意だと思われます)
「すき間皐」=その隙間に初夏の気配(=皐月)を感じる

夏の盛り、水濠に繁る菱の葉のすき間から、初夏の気配(皐月)が感じられるという情景を詠んだ作品です。
「皐月(サツキ)」は植物ではなく、旧暦の五月(初夏の季語)として用いられているようです。
立ちのぼる入道雲、水面を覆う菱の葉、そのすき間に漂う季節の気配。

栖鳳先生はその一瞬の空気感を巧みに筆に表し、見る人々に涼やかな風を届けるような作品として仕上げられています。
●鳥名は悠然と羽ばたく鳶(トンビ)
共箱・二重箱

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