作品概要
- 略歴
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下村為山(しもむら いざん)
慶応元年(1865)伊予国(愛媛県)松山藩士下村純の次男として松山城下に生まれる。明治15年18歳で上京し、初め岡松甕谷の紹成書院に漢学を学び、後に本多錦吉郎の画塾「彰技堂」に入塾、また小山正太郎の「不同舎」に洋画を学んだ。23年の内国勧業博覧会に《慈悲者殺生》で二等妙技賞を受賞。翌24年の明治美術会春季展に《池辺秋暁》、同秋季展に《敗荷鴛鴦図》を連続出品し好評を得て、同門の中村不折らと共に双璧と謳われ注目される。その頃同郷の正岡子規と知遇し、俳句に親しみ、また俳画の研究に没頭。次第に日本の伝統絵画に魅了され、日本画に転じた。子規の没後は帰郷し、俳味横溢の新境地を開いて俳画家として名声を博した。また後に戦災を避け富山県石砺波郡石黒村に疎開し、戦後間もなくこの地で没した。昭和24年(1949)没。享年85才。
- 額縁・材質
- 紙本 額:木製・隅丸・布貼り(アクリル付き)
- サイズ
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【本紙】幅123×縦33cm
【総丈】幅154×縦48cm(五尺一寸幅)
- 箱
- ダンボール箱
- 備考
- 「玄関、応接間、日本間等にお掛け頂けます。
※ 8畳間・10畳間用
早春掛けとしてお楽しみ頂けます。
- 状態
- 本紙にヤケ・点汚れ等ありますが鑑賞には気にならない程度です。
額縁を取り替えましたので状態は良好です。