作品概要
- 略歴
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猪飼嘯谷いかいしょうこく (1881-1939)明治14年4月12日、京都に生まれる。本名敬真。通称宇吉(卯吉とも)。谷口香?に師事し、歴史画を学ぶ。明治33年京都市立美術工芸学校を卒業、同校助手となり、38年助教授となる。
明治41年第2回文展に「閨愁」で初入選、その後も大正5年第10回文展まで5回ほど文展に歴史人物画などの力作で入選を重ねるが無賞に終る。この間、京都美術協会、後素協会の会員となり、母校の教諭と京都市立絵画専門学校助教諭を兼任。6年市立絵画専門学校助教諭となる。
大正8年日本自由画壇の結成に参加、帝展に出品せず、9年からの日本自由画壇展に出品を続ける。
大正14年市立絵画専門学校を退職、昭和9年明治神宮聖徳記念絵画館の壁画「御即位礼図」を制作、11年秋の文展招待展に「衆議」を招待出品。12年自由画壇を退会、官展に復帰して第1回新文展に「待機」翌13年第2回展に「頼朝手向の躑躅」を無鑑査出品する。青竹会を主宰。
昭和14年6月16日京都市で没。享年58才。
- 本紙
- 絹本(尺幅立)
- サイズ
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【本紙】幅28×縦126cm
【総丈】幅39×縦205cm
- 軸先
- 陶器
- 箱
- 共箱・タトウ箱付
- 備考
- 節句飾りは江戸時代に武士が悪鬼や災厄を祓うために始めた外飾りが起源で、その後、鎧や兜を着せた人形を飾った室内飾りが定着したとされます。今日では男の子のすこやかな健康と成長を願って端午の節句に鐘馗、武者、兜の掛軸が飾られます。
※お子様・お孫様の誕生祝いとしておすすめです。
端午の節句掛けとしてお楽しみ頂けます。
(4月~5月)
- 状態
- 本紙は経年によるヤケ等ありますが鑑賞には気にならない程度です。
表装は新たに仕立て替えましたので綺麗です。
(新調表装)