天香書屋
商品番号:5060

天香書屋

木村 棲雲(栖雲)
27,000

作品概要

略歴
木村 棲雲(栖雲) - きむら せいうん (1885~1967)
明治18年島根県能義郡安来町に、呉服商を営む原長蔵の二男として生まれる。 本名蓮三郎。のち木村家の養子となる。幼少の頃より絵を好み、実家の商売につながる紋描きをしていたが、大正10年地元有志の援助を受けて画業修行のため京都に出て宮崎竹叢に入門、棲雲と号する。その後東京に出て小室翠雲に入門し、昭和5年第10回帝展に初入選する。以後文展・帝展で入選し、同9年玉川に居を構えた。以後は展覧会出品を嫌い、全国を遊歴し研鑽を積んでは個展を開催するという独自の活動を続けた。昭和28年に号を「栖雲」と改め、以後しばしば帰省して郷里安来や出雲・松江などで個展を開催した。昭和42年老衰のため東京の娘婿宅で死去。享年82才。文人画家として特に田能村竹田に私淑し、その温雅で清明な山水画には定評がある。
本紙
絹本(尺五立)
サイズ
【本紙】幅 42 × 高さ 142.5cm
【総丈】幅 57 × 高さ 212cm
軸先
唐木
共箱
備考
本作《天香書屋》は、南画家・木村棲雲による青緑山水の一幅で、霧に包まれた山間に静かに佇む書屋を描いています。画面右上には詩文と印章が添えられ、絵と文が一体となった文人画の典型を示しています。
「天香」とは、蘭や梅など高潔な香りを持つ花を象徴する語であり、ここでは書屋に満ちる精神的香気、すなわち文人の理想や高潔な人格を暗示しています。滝の流れや緑深い山肌が、自然の循環と静謐な空気感を醸し出し、観る者を俗世から離れた理想郷へと誘います。
状態
本紙にヤケ、下部に折れがありますが、鑑賞には気にならない程度です。
裏面にもヤケがありますが、鑑賞には問題ない箇所です。

詳細写真

Detail

画題【天香書屋】木村棲雲(栖雲)絹本(尺五立)
本紙にヤケ、下部に折れがありますが、鑑賞には気にならない程度です。
落款:丁巳(ひのとみ)夏日松江客次
棲雲山人蓮自題印
大正6年夏日松江客次・34歳頃の青年期の作。
裏面にもヤケがありますが、鑑賞には問題ない箇所です。
共箱
【箱の表面】
【箱の裏面】落款サイン:丁巳(ひのとみ)夏日松江客次
棲雲山人蓮自題印
大正6年夏日松江客次・34歳頃の青年期の作。

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