蘇山春暁
商品番号:5022

蘇山春暁

小村 大雲
140,000

作品概要

略歴
小村 大雲 - おむら たいうん (1883~1938)
名は権三郎、字を厳坐・子荘。初号は豊花、後に豊文・大雲・碧雲湖畔人・赤松子などと称した。明治16年、平田の荒物商小村豊兵衛の長男に生まれた。幼少より画技に秀で、16歳の時に家出をして橋本雅邦の門をたたいたが親の承諾がないため断られ、やむなく帰郷。18歳の時鰐淵寺住職の世話で京都へ行き、森川曾文の門に入った。画号を豊文と改め、19才のころ橋本菱華の門に移り、第7回古美術展覧会に「さかがみ」を初出品。絵画共進会にも「雲風」を出品して二等賞を得た。このころ号を大雲とあらためる。翌年都路華香の門に入った。22歳の時山元春挙の門に入り、数々の展覧会で入賞、第8回~11回文展で連続入選し、大正5年・6年の文展で連続特選をとり、37才で永久無鑑査となった。以後晩年まで帝展審査員をつとめた。春挙門下の四天王の一人に揚げられ、山水、人物、動物画など画技は広いが、特に武者絵に定評があり、自ら甲冑を制作し、また収集もした。
たまたま平田に帰り、大雲山荘で揮毫中病を得て二日後の昭和13年2月20日急逝した。享年56才。
本紙
絹本(尺八立)●一間床に最適です。
サイズ
【本紙】幅 51 × 高さ 156cm
【総丈】幅 66.3 × 高さ 216cm
軸先
象牙
共箱・二重箱
備考
●蘇山春暁 小村大雲 作
●春の夜明け、霧に包まれた蘇山の峰々。その静けさの中に、楼閣がそっと佇み、自然と人の営みが穏やかに溶け合っています。小村大雲先生は、帝展でも活躍した画家で、山水画においても確かな筆力と構成力を持ち、柔らかな墨の濃淡や淡彩の使い方に定評があります。
●この作品では、山の皴(しゅん)や木々の描写に細やかな技術が見られ、春の空気感が画面全体に漂っています。人物を描かず、自然の静けさを際立たせることで、観る人の心に余白を残すような構成となっています。
●山の皴(しゅん)とは、中国の山水画において、山や岩の立体感や質感、陰影を表現するために描かれる「しわ」のような線のことです。
●掛軸としての品格も高く、床の間はもちろん、現代の空間にも自然に馴染む一幅です。春の訪れを感じさせる、穏やかで奥行きのある作品です。
●春、夏掛け(4~9月)としてお楽しみいただけます。
状態
【手打ち表装済・京表具】表装は元裂地を使って仕立て直しました。本紙・表装共に綺麗です。

詳細写真

Detail

●画題:「蘇山春暁」ソザンシュンギョウ
●絹本(尺八立)●一間床に最適です。
【手打ち表装済・京表具】表装は元裂地を使って仕立て直しました。本紙・表装共に綺麗です。
共箱・二重箱
軸先: 象牙
【箱の表面】
【箱の裏面】

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