桃
商品番号:4867

木村 棲雲(栖雲)
売却済み

作品概要

カテゴリー:

略歴
木村 棲雲(栖雲) - きむら せいうん (1885~1967)
明治18年島根県能義郡安来町に、呉服商を営む原長蔵の二男として生まれる。 本名蓮三郎。のち木村家の養子となる。幼少の頃より絵を好み、実家の商売につながる紋描きをしていたが、大正10年地元有志の援助を受けて画業修行のため京都に出て宮崎竹叢に入門、棲雲と号する。その後東京に出て小室翠雲に入門し、昭和5年第10回帝展に初入選する。以後文展・帝展で入選し、同9年玉川に居を構えた。以後は展覧会出品を嫌い、全国を遊歴し研鑽を積んでは個展を開催するという独自の活動を続けた。昭和28年に号を「栖雲」と改め、以後しばしば帰省して郷里安来や出雲・松江などで個展を開催した。昭和42年老衰のため東京の娘婿宅で死去。享年82才。文人画家として特に田能村竹田に私淑し、その温雅で清明な山水画には定評がある。
本紙
紙本(尺二立)
サイズ
【本紙】幅 33.5 × 高さ 129cm
【総丈】幅 46 × 高さ 192cm
軸先
塗物
合わせ箱
備考
夏掛けとしてお楽しみいただけます。

画題:桃実図
【賛】昭和戊子盛夏於玉川不二草庵
• 昭和戊子:昭和23年(1948年)、干支で「戊子(つちのえ・ね)」の年。棲雲先生63歳の作。
• 盛夏:夏の盛り、陽光が最も強く、自然が生命力に満ちる時期。
• 玉川:多摩川流域とも、文人画の理想郷としての「玉川」か(棲雲先生は昭和23年頃に玉川に居を構えておられました)。
• 不二草庵:富士を望む草庵、あるいは「不二=唯一無二」の精神性を込めた庵名。

【賛】庭名中桃実紅熟正如
• 庭名中:庭に名を得た、あるいは名高い庭の中にて
• 桃実紅熟:桃の実が紅く熟している
• 正如:まさにその通り、あるがままに、理想の姿として

この句は「庭に咲く桃が紅く熟し、その姿がまさに理想の美である」という静かな讃美を込められています。
自然の成熟と美の極みを、余計な言葉を添えずに表現しているところが、文人の美意識そのものです。
状態
本紙に点シミ、本紙上部に汚れがありますが、鑑賞には気にならない程度です。

詳細写真

Detail

本紙に点シミ、本紙上部に汚れがありますが、鑑賞には気にならない程度です。
本紙上部に汚れがありますが、鑑賞には気にならない程度です。
●庭に実る桃が紅く熟し、その姿がまさに理想の美である。
本紙に点シミがありますが、鑑賞には気にならない程度です。
●桃は日本では長寿と幸運の象徴です。桃には邪気を祓い、幸運をもたらす力があると信じられています。
本紙に点シミがありますが、鑑賞には気にならない程度です。
画題:桃実図
【賛】昭和戊子盛夏於玉川不二草庵
• 昭和戊子:昭和23年(1948年)、干支で「戊子(つちのえ・ね)」の年。棲雲先生63歳の作。
• 盛夏:夏の盛り、陽光が最も強く、自然が生命力に満ちる時期。
• 玉川:多摩川流域とも、文人画の理想郷としての「玉川」か(棲雲先生は昭和23年頃に玉川に居を構えておられました)。
• 不二草庵:富士を望む草庵、あるいは「不二=唯一無二」の精神性を込めた庵名。

【賛】庭名中桃実紅熟正如
• 庭名中:庭に名を得た、あるいは名高い庭の中にて
• 桃実紅熟:桃の実が紅く熟している
• 正如:まさにその通り、あるがままに、理想の姿として

この句は「庭に咲く桃が紅く熟し、その姿がまさに理想の美である」という静かな讃美を込められています。
自然の成熟と美の極みを、余計な言葉を添えずに表現しているところが、文人の美意識そのものです。
合わせ箱

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