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山ノ木挽 (やまのこびき)(落合 朗風 作)

商品番号2337
価格

売却済

商品名山ノ木挽 (やまのこびき)
作者落合 朗風
略歴落合 朗風 (おちあい ろうふう)
明治29年8月東京で生まれる。父は島根県平田市の出身で朗風の本籍は終生平田市にあった。名は平次郎。幼い頃より画を好み、商業学校夜間部を卒業後、川端画学校に通う。また、京都にいた郷土の先輩小村大雲や菊池契月にも学んだ。大正5年20才のとき、第10回文展に「春なが」を出品。初入選した。大正8年第6回院展には大作「エバ」が入選、横山大観を感嘆させ、朗風の出世作となる。大正10年院展の審査に疑問を持ち、院展を決別し京都に移り独自の活動をする。大正13年第5回帝展に「三十三間堂」が初入選、以後帝展・青竜展に出品を続けるが、やがてそこも離脱し、昭和9年「明朗美術連盟」を結成。秀でた色彩感覚と天才的創造力は独自の画風を築き、将来を期待されながら、昭和12年4月15日湿性肋膜炎のため41才の生涯を終えた。

本紙絹本(尺八立)
寸法本紙:幅51×高さ156cm
総丈:幅68×⾼さ212cm
軸先象牙
鑑定箱・太巻き・二重箱(弟子:樋口英雄⁾鑑定箱)
備考朗風先生は小村大雲に師事した後、菊池契月の「菊池塾」で四條派を学びます。大正5年の第10回文展(日展の前身、文部省文化展覧会)で初入選した後、日本美術院に活動の場を移し、8年の第6回日本美術院展で出世作「エバ」、9年「島村余情」、10年「牛」と意欲的な作品を続けて制作します。13年からは再び官展の帝展(日展の前身、帝國美術院美術展覧会)に出品して明るい色彩と朗らかな画風で受賞を重ねますが、旧態依然とした帝展のあり方に不満を感じて昭和6年からは川端龍子の青龍社に移ります。第3回展の「華厳仏」でいきなり青龍賞を受け、翌年には「那覇の麗人」を出品して社人に推挙されました。この時期の朗風先生のエネルギッシュな制作活動には目をみはるものがあります。しかし、ここでも時代を先どりした先生の創作活動はおさまりきらず、9年には明朗で自由な芸術をめざして、川口春波らと明朗美術連盟を結成します。以降同会を主宰し、展覧会に[糸満の女」などの話題作を出品するも、12年に41歳の短い生涯を終えました。豊かな想像力とモダンで大胆な色彩感覚は、あまりにも時代の先を行くものだったために当時は正当な評価を受けませんでしたが、今日でも斬新でモダンな朗風先生の作品は、近代日本画の歴史に燦然とした異彩を放っています。時代がやっとその作品を理解すべく追いついてきたといえるでしょう。

この作品では紅葉と木挽きが朗風先生の特徴あるタッチと色彩で描かれています。時代を感じさせない朗風先生のモダンでヒューマンな作品をお楽しみください。


※ 秋掛けとしてお楽しみ頂けます。
状態本紙・表装共に良好です。





  • 昭和7年朗風先生36歳の作






  • 朗風先生は小村大雲に師事した後、菊池契月の「菊池塾」で四條派を学びます。大正5年の第10回文展(日展の前身、文部省文化展覧会)で初入選した後、日本美術院に活動の場を移し、8年の第6回日本美術院展で出世作「エバ」、9年「島村余情」、10年「牛」と意欲的な作品を続けて制作します。13年からは再び官展の帝展(日展の前身、帝國美術院美術展覧会)に出品して明るい色彩と朗らかな画風で受賞を重ねますが、旧態依然とした帝展のあり方に不満を感じて昭和6年からは川端龍子の青龍社に移ります。第3回展の「華厳仏」でいきなり青龍賞を受け、翌年には「那覇の麗人」を出品して社人に推挙されました。この時期の朗風先生のエネルギッシュな制作活動には目をみはるものがあります。しかし、ここでも時代を先どりした先生の創作活動はおさまりきらず、9年には明朗で自由な芸術をめざして、川口春波らと明朗美術連盟を結成します。以降同会を主宰し、展覧会に[糸満の女」などの話題作を出品するも、12年に41歳の短い生涯を終えました。豊かな想像力とモダンで大胆な色彩感覚は、あまりにも時代の先を行くものだったために当時は正当な評価を受けませんでしたが、今日でも斬新でモダンな朗風先生の作品は、近代日本画の歴史に燦然とした異彩を放っています。時代がやっとその作品を理解すべく追いついてきたといえるでしょう。

    この作品では紅葉と木挽きが朗風先生の特徴あるタッチと色彩で描かれています。時代を感じさせない朗風先生のモダンでヒューマンな作品をお楽しみください。
































  • 木挽(こびき)
    木挽とは:丸太を大鋸(おが)でひき切って製材すること。また、それを職とする人。



















  • 太巻き芯棒付

    【太巻き芯棒の取り扱い方】←クリック

    ご鑑賞時には太巻き芯棒を外してご覧下さい。
    掛軸をしまう時は必ず太巻き芯棒を挟んで巻いて下さい。

    ※太巻き芯棒は岩絵具の剥離・折れ等を防ぎ作品の状態を出来るだけ良好に保つためのものです。




  • 共箱・太巻き・二重箱



  • ↑箱の表面
    画題山ノ木挽(こびき)




  • 箱の裏面:師落合朗風画伯昭和7年作山ノ木挽正に真筆と認ム 樋口英雄題印








  • 二重箱


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山ノ木挽 (やまのこびき)
落合 朗風
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