烏瓜に小禽(西村 五雲 作)
新たに仕立て替えましたので本紙・表装共に綺麗です。(手打ち表装)
元裂を利用しましたので、本紙の絵を引き立てる落ち着いた金襴表装を再現することができました。
蔦や烏瓜、背黒鶺鴒の描画には団扇の竹骨の跡が絵具の濃淡として浮き出ています。
紙本に描かれているため他の素材では表現することのできない味わいがあります。
夏から秋にかけての涼を呼ぶ掛物としてご堪能ください。
台紙には細密な描写で団扇の柄が描かれています。
五雲先生の歿後に持ち主が表装をし、子の卓三先生に箱書きを依頼した折に
日本画家としても高名だった卓三先生の手によって加えられたものでしょう。
鑑定箱・二重箱 箱書: 「卓三 題鑒」
西村卓三
明治41年に五雲の子として京都市に生まれる。帝展・文展で活躍後、母校の京都市立美術工芸学校教諭を昭和24年まで務める。また、父の歿後は新晨烏社を山口華楊らと結成した。戦後は25年からは依嘱出品を行い、昭和30年没する。享年48才。
新たに仕立て替えましたので本紙・表装共に綺麗です。(手打ち表装)
元裂を利用しましたので、本紙の絵を引き立てる落ち着いた金襴表装を再現することができました。
蔦や烏瓜、背黒鶺鴒の描画には団扇の竹骨の跡が絵具の濃淡として浮き出ています。
紙本に描かれているため他の素材では表現することのできない味わいがあります。
夏から秋にかけての涼を呼ぶ掛物としてご堪能ください。
台紙には細密な描写で団扇の柄が描かれています。
五雲先生の歿後に持ち主が表装をし、子の卓三先生に箱書きを依頼した折に
日本画家としても高名だった卓三先生の手によって加えられたものでしょう。
鑑定箱・二重箱 箱書: 「卓三 題鑒」
西村卓三
明治41年に五雲の子として京都市に生まれる。帝展・文展で活躍後、母校の京都市立美術工芸学校教諭を昭和24年まで務める。また、父の歿後は新晨烏社を山口華楊らと結成した。戦後は25年からは依嘱出品を行い、昭和30年没する。享年48才。