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懸崖飛泉(田中 頼璋 作)

商品番号2743
価格

売却済

商品名懸崖飛泉
作者田中 頼璋
略歴田中 頼璋(たなか らいしょう)
慶應二年八月十日(1866)島根県邑智郡市木村の庄屋田中助左衛門の次男として生まれる。本名を大治郎といった。十三才頃から父助左衛門について漢書を学び、十七才の時に画家を志して萩に出た。萩では四条円山派に属し後に帝室技芸員になった森寛斎について画業にはげみ、高木春文について詩文、書を学んだ。その後、豊文を号し広島県下などを絵行脚して彩筆を揮い、明治三十二年、三十二才の時に上京し、当時帝室技芸員で四条円山派の大家であった川端玉章の門に入り頼章と号し写生風の山水画を描いた。明治三十六年日本美術協会展覧会に「楼閣山水」を出品して銅牌を、翌三十七年には市木の里の炭焼と広島大田川の簗漁を描いた「山居水住図」双幅で銀牌を授賞した。さらに、神田駿河台の自宅に天然画塾を開いて後進を指導したり、明治三十一年に創立させた日本画会にも若手の一人として参加しており、文展が開催される以前から中央画壇で活躍し、明治四十年には川端学校の教授となった。同年、文展が開催されるや旧派に属す代表画家として注目され、第二回文展では断魚溪の上流の鳴滝と称する大瀑布を描いた大作で三等賞に入賞した。この頃三度にわたって明治天皇画会行幸の際の御前揮毫を拝命している。大正四年に号を頼璋と改め日本画会その他の審査員になると共に文展での入賞を重ね、第十回文展(大正五年)より授賞制度が廃止され特選と推薦の二種になると山月四趣図」で、第十一回文展では「桂瀑四致図」で特選に、大正八年の第一回帝展では「木曾の山図」で推薦にあげられ、帝展審査員となった。また、第五回帝展に「滝二題」を出品し、以後毎年無鑑査出品を続け、後に帝展委員を勤めるなど旧派の代表作家として重きをなした。しかしながら旧派の衰退は時代と共に決定的となって関東大震災を機に広島市二葉の里に居を移し、後継の育成に努めながら漢詩・儀太夫・俳句などの中で悠々自適の生活を送った。昭和十五年(1940)没、享年七十五歳。


【鑑定人は同門の益田玉城】
益田玉城 ますだぎょくじょう (1881-1955)
 明治14年1月宮崎県都城に生まれる。本名珠城。長久堂と号す。初め郷里の画家亦池南鳳の指導を受け、32年頃同郷の山内多門と上京。川端玉章に入門、内弟子となる。33年東京美術学校日本画科選科に入学、37年卒業する。日本絵画協会の美術院との連合絵画共進会や巽画会展などに入選を重ね、川端画学校教授となり、また東京女子美術専門学校講師もつとめる。大正4年第9回文展に「かのこ屋の娘」で初入選、褒状を受け、文展に5,6年,帝展に9,10年と入選する。この間川端画学校を辞して自宅で私塾を開設、7年朝鮮半島を一周、9年東京雑司ヶ谷に転居終生の住居となる。11年多聞と中国旅行をする。 昭和2年から帝展に毎回入選、6年帝展推薦となり、10年改組日展では第一部会の実行委員として参加、11年文展招待出品13年無鑑査。15年従軍画家として中国に赴き、個展を上野松坂屋で開催。たえず写生を試みるとともに、美人画家として多彩な女性像を描き続けた。昭和30年4月22日没。享年74才。


本紙絹本(尺五横)
寸法本紙:幅42×高さ36cm
総丈:幅55×高さ126cm
軸先塗物
鑑定箱・二重箱【鑑定は同門の益田玉城】
備考春掛け・夏掛けとしてお楽しみ頂けます。

(5月~10月)
状態本紙にヤケ・薄い点染み等ありますが鑑賞には気にならない程度です。

掛軸の状態は概ね良好です。





  • |←---------------(軸先除く) 軸幅55cm -----------------→|

    絹本(尺五横)総丈:【幅55×高さ126cm】

    本紙にヤケ・薄い点染み等ありますが鑑賞には気にならない程度です。

    掛軸の状態は概ね良好です。

    春掛け・夏掛けとしてお楽しみ頂けます。
    (5月~10月)

    この作品の掛け方は、自在掛けを使って床の中央まで下げてお掛けください。
    手前の置物等はバランスをとって頂くと良いです。

    ※【掛軸用の自在掛けは最寄りのホームセンター等で販売されてます】




  • 掛軸の状態は概ね良好です。




  • 本紙にヤケ・点染み等ありますが鑑賞には気にならない程度です。




  • 本紙にヤケ・点染み等ありますが鑑賞には気にならない程度です。




  • 本紙にヤケ・点染み等ありますが鑑賞には気にならない程度です。






  • 表装裏面上部の上巻(巻絹)に点染み・汚れ等ありますが鑑賞には問題無い箇所です。




  • 鑑定箱・二重箱【鑑定は同門の益田玉城】




  • 【箱の表面】




  • 【箱の裏面】




  • 【箱の裏面】昭和二十三年夏日 同門 玉城鑑 印




  • 【二重箱】


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懸崖飛泉
田中 頼璋
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