[掛軸専門店] 古美術 高美堂は近代絵画・日本画・掛軸の物故作家を中心に真作保証で販売しております。


商品番号 N-009     
価格 売却済み
商品名 芙蓉五位鷺
作者 松下雲畝作
略歴 松下雲畝(まつした・うんぽ)明治21年島根県に生れる。出雲国簸川郡園村の人なり。荒木寛畝の門に入り、雲畝の信任と塾生の希望により荒木塾の塾頭たること実に二十余年の久しきにわたり、進境最も著しく、明治40年国家全慶の図は皇后陛下の御買い上げとなり、明治45年芦間鴨図は宮内省の御用品となり大に名声を博したることあり。大正6年郷里において没す。享年34歳。
本紙 紙本
寸法 本紙:幅49.2×高さ126cm
総丈:幅63.5×高さ211cm
軸先 焼物

合せ箱 

状態

掛軸は新たに仕立て直しました。

本紙・掛軸共に、綺麗です。

備考 

雲畝先生は島根県出雲市に生まれ、荒木寛畝に師事して「読画会」で研鑽を積みます。この間、寛畝塾の塾頭もつとめ、師の画風を受け継いで写実的な花鳥画を得意としました。明治40年の「国家全慶図」は皇后陛下の御買い上げ、明治45年の「芦間鴨図」は宮内省の御用品となり、この頃から新進作家として名声が高まります。帰郷後、大正6年の第11回文展(日展の前身、文部省文化展覧会)では神西湖周辺の鴨猟に取材した「寒汀」が入選をはたします。雲畝先生の居室は筆硯のほかにおびただしい鳥類の剥製で埋められ、庭には水禽を飼育し、花鳥の写生の研鑽に余念がなかったといいます。

この作品ではごい鷺と芙蓉の花が紙本の特性を生かした筆致で写実的に描かれています。深い観察眼に裏づけられた的確な描写力はごい鷺をそこに生きているかのように生きいきと再現しています。飛翔時のやわらかな脚の曲げ方や鋭い眼光の輝きは普段のたゆまぬ研鑽なくしては描きえぬ技です。ちなみに、植物学の泰斗牧野富太郎博士は当時の朝日新聞紙上で「画家の描く植物は間違いが多いが、寒汀で描かれている忍冬の蔓の巻き方は極めて正しい。多くの蔓植物は左巻きであるが、忍冬は藤と同じく右巻きである。」と、雲畝先生の確かな観察眼を激賞しています。

 

夏掛け・初秋掛けとしてお楽しみ頂けます。

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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